CPA改善!Facebookの動画広告でユーザーを引き寄せる方法
Facebook動画広告について
Facebook動画広告は、FacebookそのものとInstagram、Audience Network、そしてMessengerに配信できる広告フォーマットです。広告は、動画とテキストを組み合わせた形で配信されます。どのメディアに配信するかを広告主が選ぶことができ、当然、動画の中身やテキストも自由に作成できます。
メインとなる動画の条件はかなり自由度が高く、解像度について制限がありませんし、ファイルサイズも最大で4GBと相当量が確保されています。また、その長さも240分までアップすることができて、使い方は無限の可能性を秘めていると言えるでしょう。テキストは125文字以内という条件がありますので、動画に合わせてよく編集する必要があります。
Facebook動画広告は、インプレッション課金形式とCPV課金形式の2つがあります。
インプレッション課金は、動画が表示された回数だけカウントされて、課金がなされるものです。
CPV形式は、実際の動画視聴時間を基にして、カウントされます。動画が15秒以下の長さであれば、ユーザーがすべてを見終わることで、課金がなされます。15秒以上の動画の場合は、15秒以上の再生がなされた回数をカウントすることになります。他にも、10秒の再生、2秒の再生という選択肢もあって、動画そのものの長さや内容に応じて選ぶことで効果を高められます。
動画は、ユーザーがページの広告配置位置に来ると、自動的に再生されることになっています。クリックなどの動作をしなくても、確実にユーザーが広告を見ることになりますので、アピール効果が高いと言えます。ページの内容を読んでいて、下にスクロールしない限りは再生が続きますので、より長く見てもらえる可能性が高いです。
もともとFacebookは実名での利用登録を基本としているため、ユーザー属性の解析がしやすいというメリットを持っています。これは、広告を出す側にとって、ターゲティングがしやすさにつながります。そのため、Facebook動画広告を出すと、ユーザー属性の詳細な絞り込みが可能です。年齢や性別、地域、通った学校、職場の詳細などに基づいて、ターゲティングができるのです。
また、ユーザーの関心についても精度の高いデータが得られます。「いいね」をしたページのテーマや作成者の情報を分析して、かなりはっきりとした傾向を読み取れるからです。こうしたデータを活用して、レベルの高いターゲティングをすることで、CPAをぐっと上げられるわけです。
動画広告を効果的に活用するには?
Facebook動画広告は、どこに動画を配置するかも細かく設定できます。この場所の設定を工夫することで、効果を高められます。
たとえば、動画フィードという設定をすると、投稿動画のすき間に広告が表示されることになります。動画の内容をターゲティングによるユーザーの関心事と合わせることで、あたかも投稿動画と関連しているものとして認識させることができます。そうすれば、動画を最後まで見てもらえる可能性が高まります。
また、インスタント記事という設定もあります。これは、インスタント記事という、スマホユーザーのみが見られるFacebookのバージョンです。これを活用すれば、スマホユーザーだけに動画を見せられますので、スマホに関連した商材を扱っているのであれば、無駄なパソコンユーザーへのインプレッションがなくなり、CPAが改善されます。
通常、表示される動画は音声オフとなっています。そのため、音声がなくても理解できる動画を作ることが重要です。できれば音声をオンにしてくれると良いのですが、ユーザーの中には外出先で記事を見ている人もいるので、興味があっても音声は切ったままということもあります。そこで、テロップを付けるなどして、具体的な宣伝内容が音声なしでも伝わる工夫をしましょう。
動画作成のハードルが高ければ素材を使ってみよう
メリットの大きなFacebook動画広告ですが、動画作成と編集のスキルがないと参入しづらいように思えます。その場合は、動画素材を使ってみましょう。さらにシンプルにしたいのであれば、画像素材を組み合わせて、スライドショー形式にするということでも良いです。そこにテロップを入れて伝えたい内容を入れれば、手軽に広告動画を作れます。
そもそも、Facebook動画広告は15秒以下の短い動画ほど、最後まで見てくれるユーザーの割合が高くなり、効果を生みやすい傾向があります。シンプルで短く、なおかつインパクトのある動画を作りたいものです。
まとめ
Facebook動画広告は、精度の高いユーザー解析や細かな設定ができることから、とても効果の高いメディアです。CPAを上げるためには、表示位置の設定や、ユーザーの絞り込みなどを工夫することがカギです。いろいろ試して、より効果の出る設定を見つけましょう。