コラム

WEBディレクターなら必ず使っているアクセス解析ツールのおすすめを紹介

最終更新日:2024年01月04日

今やほとんどの企業がウェブサイトを持っていますが、ただ、持っているだけで、十分に活用されていない企業も少なくないのではないでしょうか。サイトをしっかり活用するには、アクセス解析を行い、その結果に基づいて適宜改良していくことが重要です。その際に役立つのが、アクセス解析ツールです。

アクセス解析ツールについて

ウェブサイトにアクセスしてくれた人が、どのようにサイトに到達したのかを解析することを「アクセス解析」と言います。検索エンジンを使ってワード検索によって辿り着いたのか、もしくは、他サイトに設置されているリンクを踏んで来てくれたのかといった経路のみならず、ユーザーがサイトに滞在した時間、その間に閲覧したページ数など、さまざまなデータを収集します。

アクセス解析を自力でやるには一定の知識や技術が必要ですし、かなりの時間と手間がかかります。そのため、以前はアクセス解析といっても、ほとんどのサイト運営者はたいしたことができませんでした。ところが、そんなアクセス解析を誰でも簡単にできるようにしてくれたのが、今回紹介するアクセス解析ツールです。

アクセス解析ツールを使えば、ユーザーの場所や使用デバイス、アクセス数などあらゆる情報を簡単に知ることが可能です。ユーザーが自サイトにアクセスしてから離脱までのすべての行動をログに残し、わかりやすく表示してくれます。それによって、解析結果からどのようにサイトを最適化すればよいかが手軽にわかるようになりました。

アクセス解析ツールの種類

アクセス解析ツールにはいくつか種類がありますが、大きく分けると以下の3種類に分類されます。

一つは、サーバーログ方式のツールです。文字通りサーバーに記録されたデータを解析します。この種類のツールのメリットは、過去の情報を解析するのが得意なことと、画像やPDFファイルが表示された回数などまで解析できることです。一方、ユーザー判定に関しては精度があまり高くないというデメリットがあります。

2つ目は、パケットキャプチャ方式のツールです。ネット上に流れるデータ(パケット)を取得して、そのデータを解析します。この種類のツールのメリットは、リアルタイムで解析できることです。また、この方式のツールでも、画像やPDFファイルなどの表示回数を取得できます。ただ、導入のためのコストがかなり大きいことがデメリットです。

3つ目は、ウェブビーコン方式のツールです。これはサイト上にJavaScriptで作ったタグを埋め込むなどして、ユーザーがページの読み込みタグを実行した場合にログとしてサーバーに記録されるようになっています。このツールのメリットは、導入が非常に簡単だということです。タグの設置だけのシンプルな仕組みなので誰でも導入できます。デメリットとしては、タグを全ページに埋め込まなければならないため、規模の大きなサイトの場合、少々手間がかかることです。

アクセス解析ツールの判断基準

アクセス解析ツールは上記のとおり、大きく3種類に分けられ、それぞれにさまざまなツールが存在します。そのため、数は非常に多いのですが、どれを選ぶにせよ次の判断基準をもとに選ぶと間違いがないでしょう。

一つはコストです。どんなに優れたツールでも予算オーバーでは導入できません。また、導入後の運用コストが発生することもあるので、人件費も含めてコストの算出には注意が必要です。

使いやすさも判断基準として重視したいポイントです。担当者が使いこなせることを基準に選びましょう。知識や技術のない人でも使えるシンプルなツールの方が、使い勝手の点では、高機能なツールより適しているケースはよくあります。

【Googleアナリティクス、サーチコンソール】まずはこの二つを使おう

Googleアナリティクスは、Googleによって無償で提供されているアクセス解析ツールです。基本的な解析機能をしっかり備えており、何より導入にコストがかからないわけですから、迷った時はまずはこれから導入するとよいでしょう。

もう一つ、こちらもGoogleが提供するサーチコンソールも導入しておきたいツールです。ユーザーのアクセス後のデータを解析するにはGoogleアナリティクスが便利ですが、こちらを導入すると、ユーザーのアクセス前のデータまで解析できるようになります。

無料から多機能、Googleアナリティクスとの連携まで可能なおすすめツールを紹介

アクセス解析をAIが自動で行う「AIアナリスト」は、Googleアナリティクスとの連携におすすめです。登録サイトの問題点を自動で発見し、わかりやすくレポートにまとめてくれます。

取得した情報をビジュアル化してわかりやすく見せてくれる「アナトミー」も、Googleアナリティクスとの連携におすすめです。画面一つに情報がわかりやすくコンパクトに表示できるので、導入後すぐ実践に役立てられます。

まとめ

ウェブサイトの改善にはアクセス解析が必須です。それを簡単にできるようにするアクセス解析ツールは、サイト運営に必須の存在と言ってよいでしょう。Googleアナリティクスを始め、無料で使える便利なツールはいろいろありますので、メリットや目的に合わせて選んでみてください。

執筆者

三浦 巧

三浦 巧 / 集客アドバイザー

オンライン・オフライン問わず集客をお手伝いしています。イメージ広告よりもダイレクト広告が得意で、割と幅広い情報に精通。企業は営業特化型よりも総合力が高い方が強いがモットー。記事はAIとのハイブリッド。

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