初心者に向けてわかりやすく解説！CVRとは？

WEBサイトを効率的に運営し集客力を高めるためにはCVRの理解が不可欠です。

WEBマーケティングで必須になったCVRについて理解を深めるために中身を知っておくようにしてください。

CVRとは？

CVRとは「コンバージョンレート」という英語の頭文字から取られた言葉です。

コンバージョンが「成果」という意味になるのに対して、コンバージョンレートは「コンバージョン率」もしくは「成果率」という意味になります。

具体的にはホームページにアクセスしたユーザーのうち、商品やサービスを購入したり、問い合わせを行ったりした人の割合を指します。

CVRはランディングページだけでなく、サイト全体、あるいは個々の商品ページなど、細かく設定することができるようになっています。

何か特定の商品を販売することに注力しているのであれば、商品ページの成約率を調べたいと思うかもしれません。

その場合、各商品ページのCVRをチェックすることで、商品の売れ行きや、購買層などを把握することができるようになります。

管理指標としてのCVR

前述の通りCVRでわかるのは運営しているWEBサイト全体だけでなく、コンテンツごとの成果率も把握できます。

これによりどのコンテンツの人気があり、どのようなコンテンツは人気がないのかをチェックできるため、マーケティング戦略の練り直しにも役立ちます。

CVRはいわゆる分母の部分を変えて調査できるので、この特性を活かして管理指標として活用することができます。

自社商品やサービスを販売する場合、売れる商品やサービスだけでなく、ニッチな需要のあるサービスや商品も販売しているかもしれません。

このような商品やサービスは対象となるユーザーが限られますが、幅広く認知してもらい、購買層を増やすことも検討する必要があります。

このようなケースではCVRを活用することで、マーケティング戦略を練り直すこともできます。

CVR改善するにはサイトのどこを改善するのか？

CVRが低調だとわかったら、サイト内のコンテンツを改善する必要があります。

よりユーザーの興味関心を引くコンテンツを作成するだけでなく、サイト構造にもメスを入れなければいけません。

具体的に改善するポイントを知っておくと良いでしょう。

最初に改善すべきなのはランディングページです。

ランディングページは本サイトとは別に作成している方が多いかもしれません。

WEBサイトに誘導するため、もしくは特定の商品やコンテンツに注目させるためにランディングページを活用します。

ランディングページはサイト外に設置する場合もあれば、トップページがランディングページになっているサイトもあります。

いずれの場合もインパクトのあるコンテンツを提供することが肝心です。

ランディングページでチェックしたいのは離脱率です。

離脱率が高ければ、ランディングページにアクセスしたユーザーのほとんどが他のコンテンツに進まずに、他のサイトへ移動してしまっていることを表しています。

これを改善するためには、ユーザーが何を求めてサイトにアクセスしているのかをリサーチしてください。

アナリティクスを活用して、検索ワードなどからサイトへ訪問する目的を確認し、それに合わせてどのコンテンツへ誘導する必要があるのかを判断しましょう。

続いてチェックしたいのが、ユーザーを目的のコンテンツへ誘導するための導線が明確になっているかどうかという点です。

ランディングページもしくはトップページに訪れても、他のコンテンツへの導線が不明確だとユーザーはすぐにサイトから離脱してしまいます。

これがCVRが低下する原因になっている可能性があります。

いわゆるパン屑リストなどを活用して、コンテンツごとのつながりを明確にしましょう。

他のコンテンツへのアクセスがしやすくなれば、コンバージョン率は向上する可能性が高くなります。

これだけでもかなりCVRが向上する可能性が高くなりますが、より確実にCVRを高めるために、目標とするコンテンツのひとつ前のページのCVRをチェックしてください。

ひとつ前のページを調整する理由は、そこで離脱が発生している可能性があり、コンバージョンの低下を招いている可能性があるからです。

よく間違われるCTR

CVRと混同しやすのがCTRです。

CTRとはクリックスルーレートという単語の頭文字から取られた言葉です。

CVRがサイトの成果率なのに対して、CTRは配信された広告のクリック率のことを指します。

Google広告を利用している場合、ユーザーが広告を見てその広告をクリックするかどうかが成果に直結するため、CVRをチェックすることが必要になるわけです。

もしGoogle広告を利用していて、ターゲットとなるコンテンツまでユーザーがたどり着いているかどうかを調べる場合、CTRをチェックすることになります。

さらにコンテンツでの成約率を高くするためCVRも併せて改善することで、より成果を上げやすくなります。

まとめ

CVRを向上させることでECサイトであれば売上をアップさせることができますし、サービスなどのコンテンツを提供するサイトであれば、より多くのユーザーにサービスを提供してサイトの集客力を高められます。

CVRを向上させるための方法はそれほど難しくはないため、ここで説明した情報に従ってコンテンツを改善することでCVRの向上が期待できます。