コラム

コンテンツ連動型広告と検索連動型広告を比較してみた

最終更新日:2022年01月19日

WEB広告が広く普及したことに伴い、リスティング広告も知られるようになりつつあります。

いろいろなリスティング広告の手法がありますが、今回紹介するコンテンツ連動型広告や検索連動型広告もその一部です。

WEB広告を今後展開していくのであれば、広告の仕組みについて理解を深めることはプラスになります。

コンテンツ連動型広告について

コンテンツ連動型広告は、リスティング広告の中の一つの手法です。このように言われても、リスティング広告の意味が分からない人もいるでしょう。

リスティング広告とはWEB広告の一つのタイプで、サイトの内容や検索結果に対応して、表示される広告が変わってくるスタイルです。

コンテンツ連動型広告とは、この中でも、表示されたウェブサイトの内容に応じて表示される広告スタイルのことです。

コンテンツ連動型広告では、サイトに内容にマッチした広告が表示されます。

もともと広告の出た商品やサービスに興味を持っている層に対してダイレクトにPRできます。

ディスプレイ広告と言う場合もありますが、同一の意味だと考えてください。

コンテンツ連動型広告と検索連動型広告との比較

リスティング広告の中のもう一つの代表的な種類に、検索連動型広告があります。

検索されたキーワードに関係する広告を表示するスタイルのことです。検索連動型広告の場合、キーワード設定ができるのが特徴で、自社製品に関連するキーワードを指定することで、コンバージョンにつながりやすい層にアプローチができます。

コンバージョン重視で広告を出す際にはこちらを採用するといいでしょう。その他にも、曜日や時間帯、年齢層、性別など、ターゲットを細かく設定することも可能です。

ターゲットやコンテンツが異なるので使い分けが必要

コンテンツ連動型広告と検索連動型広告はいずれもリスティング広告の一種ですが両者には違いが見られます。

アプローチするターゲットが異なる

コンテンツ連動型広告は自社製品について知らないけど、その商品やサービスの恩恵を受けられそうな潜在的なユーザーが対象。検索連動型広告は自社製品について知っている顕在的なユーザーを対象にします。

表示できるコンテンツが異なる

コンテンツ連動型広告の場合、テキストはもちろん、画像や動画など幅広いコンテンツを使って広告が打てます。

しかし、検索連動型広告の場合、原則テキストのみで広告する形になります。

文字数も決まっているので、簡潔かつインパクトのある内容にできるかどうかがポイントです。

このような両者の違いを踏まえて、自分たちの広告戦略により合致したものはどちらか検討してください。
※広告予算が少ないうちはほとんどの場合、検索連動型広告のみでの運用になることが多いです。

ざっくりとした使い分けは次のようになります

自社製品の認知拡大が目的→コンテンツ連動型広告
商品購入や資料請求などのCV目的→検索連動型広告

奥が深いリマーケティング広告とリターゲティング広告について

WEB広告の中でしばしば登場するのが、リマーケティング広告とリターゲティング広告です。

いずれも、自社サイトやアプリに訪問や利用したことのある人に対して広告を配信する手法です。

これで再訪問を促し、商品の購入などにつなげていきます。

リマーケティング広告とリターゲティング広告の内容については違いがありません。

なぜ呼び名が異なるのか、それはリマーケティングはGoogleアドワーズ、リターゲティングはYahoo!プロモーション広告を使っているという違いと考えてください。追従型広告の一種ととらえましょう。

リマケ・リタゲ広告の特徴

特定のサイトにアクセスした後、そのサイトに関する広告がよく出現するようになった経験はありませんか?

これこそが追従型広告の特徴です。

例えば、最初にAというサイトにアクセスして、そのコンテンツを閲覧したとします。

その次に、Bという別の会社のホームページにアクセスしたと仮定します。

この時、Bのサイト前にアクセスしたAの商品の広告が掲載されるわけです。

追従型広告の場合、商品やサービス名で検索した場合と比較すると、コンバージョン率は低くなりがちです。

しかし、クリック単価が安く設定されています。

これでもしコンバージョンを獲得できれば、低コストで効率よく売り上げにつなげられることになります。

このため、リターゲティングやリマーケティング広告を活用する企業も少なくありません。

まとめ

コンテンツ連動型広告は、潜在的なユーザーに自社製品をアピールしたい時に活用したい、リスティング広告の一種の手法です。

「既存の商品やサービスを販売していきたい」場合は検索連動型広告を、新商品やサービスを開発して「まずは周知徹底させたい時」には、コンテンツ連動型広告を使ってみるといいでしょう。

執筆者

三浦 巧

三浦 巧 / 集客アドバイザー

オンライン・オフライン問わず集客をお手伝いしています。イメージ広告よりもダイレクト広告が得意で、割と幅広い情報に精通。企業は営業特化型よりも総合力が高い方が強いがモットー。記事はAIとのハイブリッド。

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